焦燥感
みんな、歩くのが速すぎる。
- やりたいことはたくさんある
- やるべきことはたくさんある
1と2がお互いに打ち消し合って、停滞する。
その解消方法は、おそらく僕もよく知っている。
今、自分が何かに追われ、逃げ回っているわけではない。焦燥感という言葉は(あまり使ったことのない言葉だけど)一見、動的なイメージを与えているように思えて、どうやらこの焦燥感は、決してせわしく動き回るものではないようだ。
それは止まりかけのオルゴールが奏でる音楽に似ている。頭の中で鳴るメロディーから少し、またはだいぶ遅れて、実際に奏でられるメロディーが後から追いついてくるような、理想と現実の不一致が湧き起こす、もどかしさと苛立たしさ。
その止まりかけのオルゴールにfinance社製の潤滑油を注いでやって、effort社製のねじをめいっぱい巻いてやれば、また僕の好きな音楽を聴かせてくれると思う。