アジ美のトリエンナーレ

この度、11月に3度目の胸部レントゲン再検査を受けることと相成りました。こんばんわ。皆様方は健康にお過ごしでしょうか。昨日は私、最近話題の懐古な博物館*1とは対極に位置するであろう福岡アジア美術館にまたまた行って参りました。


出発前

このところずっと多忙だったのだが、昨日やっと時間がとれた。やっさんとまっちも誘って3人で。出発直前、ぼくが優待券を持っていてそれで入るつもりだったのだが、実は前売り券の方がさらに100円安いということが発覚。500円にしろ400円にしろぼくはまったくもって所持金不足だったので二人に買ってもらう。で、出発。


豆知識コーナー(パクリ)

ここで誰かのマネをして豆知識コーナー。まっちにこのことを話したら「ひとつ賢くなった」と案外ウケがよかったので、知っている人も多いだろうがやってみる。

ビエンナーレトリエンナーレにつく、"bi-","tri-"の接頭語はそれぞれ「2の」「3の」という意味で使われる。だから、ビエンナーレトリエンナーレは2年に1度の(隔年の)、3年に一度の展覧会やお祭りのことを意味するわけだ。数学やってる人には"binomial"等でお馴染みの接頭語だろう。他に例を挙げると、"bicycle"なんていうのは"cycle"(輪)が"bi"(2つ)だから二輪車、自転車のことなのだ。さらにこの法則に従って、トリインフルエンザなんていうのも3年に一度流行するウイルスである…と、解釈したくなる気持ちは些か汲んであげたいけれども完全な間違いだ。


ビデオ作品だらけ

アジ美に到着→展示をくまなく全部まわる→映像モノだらけ→目が疲れた。卒研のせいだろうか、最近急激に視力が落ちたため、時々眼鏡《ガンキョウ》をかけている。今回は準備悪く手ぶらで行ってしまったため、眼鏡《ガンキョウ》がなくて字幕がほとんど読めない。せめてクメール語のリスニング練習にはなっただろうか…。

ビデオ作品全般に言えることだけど、「はじまり」〜「おわり」の時間に拘束されるのは非常に辛い。特にストーリー形式のもの。5分以上あったらもうだめだ。いつ見始めても作品として成立してるほうがこっちとしては都合がいい。まあおもしろいっちゃおもしろい。でもしかし。という感じ。という客のワガママである。


総括

さて、今回は面倒なので詳細に入らず総括。

「やっぱりベトナム、いいです。」

以上、個人の嗜好を掲げまして今回の日記終わりです。


リンク

以下、ウェブからアクセス可能なトリエンナーレ展示作品へのリンク。


http://www.yhchang.com/
チャンヨンへ重工業(韓国)。「美術館でflashを展示」って。一言で言うと「渋ジャズ+高速文字」。あ、二言か。多少頑張ってでもストーリーを追いかけてみる価値あり。そのうち相当頭ん中がヒートアップしてきます。ついでにあなたも速読マスター。ちなみに『NIPPON』の多少無理気味な滝廉太郎『荒城の月』のジャズアレンジはかっこいい。ハードボイルド。


http://www.meditateonself.com/
sujan chitrakar(ネパール)。座布団に座って、板に取り付けられたカードをめくりながら詩を読ませる作品の文章がここで公開中。使われている単語がやたらと難しいのでとっつきにくいが、書かれている内容は視覚的イメージに訴えるものなのでそんなに難しく考えることはない(とまた個人的に思う)。座布団に座るのも含めて今回とても気に入った展示作品のひとつ。meditateしましょう。

*1:余剰的表現